2016年11月23日水曜日

本紹介~お医者さんが書いた憲法の本~


こんにちは。コラボクルーCCGです。
今日は、お医者さんが書かれた憲法の本をご紹介します。
『十代のきみたちへ -ぜひ読んでほしい憲法の本ー』(著 日野原重明)





まずはじめに、なぜお医者さんが憲法の本を書かれたのでしょう。
その問いに、日野原先生はこう語っています。
「わたしたち医師の仕事は、みんなのいのちを守ること。その「いのちを守る」という仕事に日本の憲法が深い関係を持っていると思ったからです。」
憲法という法律は「いのちを守る」大切な役割だということですね。

題名に「十代のきみたちへ」とありますが、大人が読んでも学びのある一冊です。
また、日野原先生は102歳(2014年)の現役です。
人生の大先輩からは、その「人生という荒波」を幾度となく経験したからこそ表現できる言葉の数々をいただけます。

メモ



日野原先生は、日本国憲法は世界にも類のない「いのちを守る」憲法だとおっしゃっています。
それは「いのちの泉のようなもの」なんだそうです。
水は、次々と生まれてくるいのち。
それを静かに見守る泉。
「人間のいのち」と「憲法」はまさにそんな関係だと教えてくれます。

奇跡的に与えられた、われわれの「いのち」
私たちは、その「いのち」を大切にしていかなければなりません。

くま


また、この本の中には「日本のよさを考える」ということも書かれています。
日本にいて日本人として暮らしていると、「日本のよさ、日本人のよさ」にはなかなか気づきません。
しかし、海外の文化に触れた人に話を聞くと、多くの人が日本のよさを語ります。
すばらしい伝統文化、交通機関の正確さ、清潔さ、そして礼を重んじる心…

普段、生活の中で、日本国憲法に触れる機会は少ないですが、人生の中で立ち止まったり、岐路に立たされたとき、そっと手を差し伸べてくれる指南書ではないでしょうか。
大切なものは、見えなかったり触れなかったり、その実態が把握しにくいものが多いです。
「いのち」とか「感謝の気持ち」とか「気遣い」も。

目に見えないから分かりにくいのですが、確かにそこに存在している「大切なもの」なのです。

笑顔


日本人は真面目で働きものだと聞きます。
本当にそうかもしれません。
だから子どもも大人も日常の生活で精いっぱい。小学生ですら習い事や塾などで「時間との闘い」です。

この本はそんな忙しい日本人へ「考える時間、自分と向き合う姿勢」を与えてくれます。
仕事、勉強、家事・育児、それに加えて人間関係の構築など。
現代人のライフワークはハードです。

どんなにタフな人でも走り続けることはできません。
適度な生き抜きは必要ではないでしょうか。
ほっと一息つきたいな、そんな「エネルギーの充電」にピッタリの本です。


本裏



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駅チカでアクセスもよく、静かで落ち着く空間ですよ。

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