2016年11月24日木曜日

資格について ~ 介護福祉士 編 ~


みなさん!こんにちわ。資格の説明のお時間です(笑)

前回前々回は民間が主催をしている資格について説明してきました。

今回は、介護職として唯一の国家資格「介護福祉士」について説明したいと思います。


介護福祉士




・「介護福祉士」とは??

専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導やを行うことを業とする者。
と、社会福祉士及び介護福祉法により定められています。
介護福祉士は国民の福祉サービスを向上させる介護のスペシャリストとして、知識と経験を証明するには確かな資格です。

・どーやったら取得できるの??

介護福祉士の資格を取得するには様々な方法があります。
□実務経験ルート□福祉系高校ルート□経済連携協定(EPA)ルート□養成施設ルート
と、いろいろ方法がありますので、1つずつ説明していきます。



実務経験ルート
介護実務経験3年以上(1095日)以上、実働日数が540日以上で、実務者研修を修了することで、「介護福祉士国家試験」を受験することができ、合格すると取得できる。

□福祉系高校ルート
福祉系高校、又は福祉系特例高等学校を卒業し、国家試験を受けることで介護福祉士の資格取得を目指すルートです。  ・福祉系高校を2009年度以降の入学者は、卒業後に筆記試験で合格すれば介護福祉士の資格取得が可能。  それ以前の入学者は、卒業後に筆記試験、実技試験で合格すれば資格取得が可能。
 ・福祉系特例高等学校を2009年度以降の入学した人は、卒業後に実務経験を9か月以上を経過した上で筆記試験、  実技試験に合格すれば介護福祉士の資格取得が可能です。
注:2009年以降の入学者とそれ以前の入学者によっても受験資格が異なります。

□経済連携協定(EPA)ルート
経済連携協定に基づいて日本の介護施設で就労・研修をしながら、日本の介護福祉士資格の取得を目指すルートで、その人達をEPA介護福祉士候補者と言います。現在、EPA介護福祉士候補者受け入れ国としては、インドネシア、フィリピン、ベトナムの3か国です。EPA介護福祉士候補者が日本の国家資格である介護福祉士資格を取得するには、インドネシア、フィリピン、ベトナムそれぞれで異なる候補者要件をクリアし、一定の日本語能力(日本語能力試験N2(旧2級)以上の取得者又は所要の期間の日本語教育を受けた者)が必要となります。さらには、訪日前(6ヶ月間)と訪日後(フィリピン・インドネシアの方は6ヶ月、ベトナムの方は2ヶ月)に日本語研修を受け、受け入れ先である病院や介護施設での業務・研修があります。その上で、介護福祉士の国家試験を受験し、合格すれば目的達成となりますが、不合格の場合には、帰国しなければなりません。(再受験目的での来日は可能)

□養成施設ルート
指定の介護福祉士養成施設を卒業することで介護福祉士資格が取得ができる、資格取得ルートの一つで、実務経験ルート、福祉系高校ルートと違い筆記試験と実技試験を受験せずに資格取得ができることがポイントでしたが、2022年度より介護福祉士の国家試験義務化の方針が出されています。将来的には国家試験の受験が必要になる見込みです。
※介護福祉士養成施設 ・・・ 厚生労働大臣指定の学校のことで、四年制大学、短期大学、専門学校など。
2016年度卒業の方はこれまで通り、各養成施設卒業後に、筆記試験と実技試験無く介護福祉士の資格取得が可能。
2017〜21年度までに卒業する方は、介護福祉士の資格試験を受験する必要がありますが、受験するかしないかは任意のようです。また、仮に試験が不合格でも各養成施設を卒業後5年間は介護福祉士としての資格が認められます。 さらに、その5年間で資格試験に合格するか、連続して介護業務をしていれば6年目以降も介護福祉士資格を保持できるようです。長期的な介護福祉士資格の保持条件は配慮されているようですが、今後さらに改定される可能性も考えると、早めに介護福祉士資格試験を受講し、正式な資格取得を目指した方が良いと思います。
2022年度以降は試験が義務化されるので、試験対策を考える必要が出てきます。
☆資格取得ルート図☆


と、これだけの複数のルートから取得が可能なんですね(^^;; 僕の周りで資格を持っている人達はみんな実務経験ルートで取得してます。

・取得することでメリットはあるの??

□給料や待遇がよくなる基本の仕事内容はヘルパーさんたちと同じなのですが、やはり国家資格を取得しているので給与面では有利になります。正社員としての就職に有利にもなります。□職種選択の幅が広がるサービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなど事業所で配置が必要な役職があり、介護福祉士の有資格者でなければならないものもあります。そして管理職になることも可能です。□スキルアップに有利ケアマネジャーになりたいと思ったとき、介護福祉士の資格を持っているとケアマネジャーの試験を受ける際、介護部門の試験が免除になります。また、今後新設される介護福祉士よりも上位資格である「認定介護福祉士(仮称)」を目指すこともできます。


取得することによってかなりのメリットがあるみたいですね。これから高齢化社会になっていくので需要のある資格だと思うので、介護系に就職や転職を考えている方は早めに取得しておいた方がいいですね。

取得にあたっての試験勉強をなさる際に、集中して勉強ができる環境をご提供できるようにクルー一同頑張っております。皆様のご来店をお待ちしております。
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