2016年10月15日土曜日

資格について 〜情報処理技術者 編〜

前回は「司法書士」について書かせていただきました。


第2弾は……


”情報処理技術者”の資格についてご紹介します。
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。


情報処理技術者資格試験勉強



特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能情報システムを、構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係する全ての人達に活用できる資格で前回、ご紹介した「司法書士」のように独占業務はありません。

情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定している能力認定試験です。


情報処理技術者試験は12試験区分が実施されていて、それぞれ試験範囲やレベルが違います。
 レベルの低いものから順に

   レベル1:「ITパスポート」
   レベル2:「基本情報技術者」
   レベル3:「応用情報技術者」
   レベル4:「高度情報処理技術者」(9区分の試験の総称)

というふうに分けられています。



情報処理推進機構引用
(情報処理推進機構のHPから引用)


えっΣ(゚д゚lll)情報処理技術者試験て1つの試験じゃなかったのですね…。こんなにも種類があるなんて…www

レベルごとの違いを簡単に説明します。

 レベル1:「ITパスポート」
ITが広く浸透した現代社会において日常的にパソコンなどの情報機器を使用する一般の社会人の方向けに創設された試験で、IT技術者(プログラマやシステムエンジニア、ネットワークエンジニアなど) としてはあまり評価されません。
基本情報技術者を取るための布石という意味としてならITパスポート取得も有効です。

レベル2:「基本情報技術者」
プログラマー・システムエンジニアなど職業につく人が受験する資格で、IT業界で働くために必要な基本的知識を持っているか、情報処理に必要な論理的な考え方はできるかなどが問われる試験になります。
プログラミに関する知識が求められるので、なんらかのプログラム言語の基本を習得しなければ合格が難しいみたいです。

レベル3:「応用情報技術者」
基本情報技術者がITの基本的知識・技能を持っているかを問う試験であり、業務経験を積み、IT技術や企業活動に対するに関する深い知識を必要。
業務経験5~6年ほどの中堅のプログラマーやシステムエンジニアが受験する試験です。

レベル4:「高度情報処理技術者」
情報処理技術者試験の中で難易度・専門性・対外的評価の高い試験で計ることのできる能力としては国内最難関の試験と言われる。
その中で、9つの区分に分けられています。
 ・ITストラテジスト試験
 ・プロジェクトマネージャ試験
 ・システムアーキテクト試験
 ・ITサービスマネージャ試験
 ・ネットワークスペシャリスト試験
 ・データベーススペシャリスト試験
 ・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
 ・情報セキュリティスペシャリスト試験
 ・システム監査技術者試験

各詳細について今回は、割愛させていただきます。気になった方は調べてみてください。

情報処理技術者資格試験勉強

受験資格も全試験区分において、年齢等の受験制限はありません。誰でも受験することができます。
レベル1の試験から順番に合格する必要もないので、基本情報技術者や応用情報技術者、高度試験からいきなり受験することもできるみたいですΣ(゚д゚lll)

試験実施日も基本・応用情報技術者は年2回、高度情報処理技術者は春と秋に分けて各試験年1回ずつです。
ITパスポートに関してはいつでも申込が可能で、受験者の都合の良い日程で受験をすることができるみたいなので挑戦してみてはいかがですか??


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