今回は個人で始める家庭教師のお話を書きたいと思います。
前回は、派遣会社に登録するタイプのご紹介をさせていただきましたが、
今回は個人で始めるタイプです。
『家庭教師について』 | 後編 個人で始めるには
始める方法
多くは知り合いに声をかけたりして生徒さんを募ります。私も近所の知り合いの方、その方の知り合い…という感じで広げていきました。
この個人でする場合のメリットは、なんといっても「自由にできる」ということです。
価格設定も、指導時間も、内容や教科も自由。
まさに「責任がある自由」ですね。
料金設定ですが、派遣会社とは違い親御さんと直接交渉となります。
家庭教師の一般的な相場はよく分かりませんが、
派遣会社に登録するタイプよりは多くいただけるのではないでしょうか。
その分、自分でいろいろ調べないといけませんから、
その「勉強時間」も仕事と見ればあまり変わらないかもしれません。
また、中学生でも「1,2年生」と「受験生」では相場も変わります。
受験対策や相談も承ります、といった感じで時給以外に報酬に繋げることもできたりします。
指導時間も親御さん、生徒さんとの相談で、かなり自由に設定できます。
私は、「苦手教科は2時間」「平均点以上の教科は1時間」という風に対応していました。
ただ、こちらとしては「苦手教科は多く」時間を使いたいのですが、
生徒さんからしてみればある意味「苦しい時間」です。
そのためにゲーム形式にしたり、
教科とつながるお話を盛り込んだりして、
テンションを維持できるように心がけました。
内容や教科に関しては、
親御さんによれば「うちは英語だけを教えてほしい」というご要望もありました。
そういった対応が可能なのも個人でするメリットと言えます。
デメリットは?
では、デメリットはどういったところでしょうか?
ずばり「困ったときのSOS先がない」という事です。
教科の質問等では何とかして調べたらいいのですが、
具体的な「高校選び」のご相談を受けたりもします。
適切なアドバイスができるように、
新聞・ネット・テレビなどで日々新しい情報を入手しておくことが求められます。
教育制度改革などで高校を含め学校制度が変化しています。
本人や親御さんから信頼ある家庭教師としてあるためには、
最新の情報を持っているということも重要な役割ではないでしょうか。
子どもたちは大人をよく見ています。
大人の「本気度」をしっかり気づいています。
真剣に向き合えば、子どもは態度で返してくれる。
純粋な「思春期」という時代に関われた家庭教師という仕事。
私の生きる財産となっています。
大変だけどやりがいもある家庭教師。
自分自身もとても成長できますよ。
家庭教師を雇いたいけれど家で教えるのはちょっとという時はぜひコワーキングラボを使ってね!
人がつながる 分かち合える 何かが生まれる