2016年10月23日日曜日

私のオススメの一冊① 📙 『僕は 君たちに 武器を配りたい』


こんにちは、コラボクルーで貼り絵作家の岡森陽子です。

今回は、私のオススメの本をご紹介します!








『僕は 君たちに 武器を配りたい』(著者 瀧本哲史さん 講談社)





この本は、これから社会に旅立つ若者に送る「この世を生き抜くための書」です。


タイトルの「武器」って何なのでしょう?


私たちは、それぞれの 「強み」 「良さ」 を持っています。


みんな違ってみんないい、のです。


そんな私たちが、それぞれの「強み」「良さ」をどう活かしていけばいいのか。

そう、「武器」とは「手に入れに行く」ものではなく、

「もともと持っているもの」の「使い方」なのです。


この本はそんなアドバイスが詰まったビジネス書なのです。





この本にはたくさんの「例」が登場します。




私が最も印象に残った「四大に合格する能力があったものの、家庭の経済状況から短大に進学せざるを得なかった女子大生」のストーリーを少しご紹介します。


ある女子短大生は、学費を稼ぐため、家庭教師のアルバイトを始めます。



そこで、みなさん、

「短大生の家庭教師」

「国立大学在学の家庭教師」


同じ「家庭教師」ですが、肩書きでかなり印象がかわりますよね。


前者は、

「あまり難しい質問はできないのかな」という印象の反面、

「勉強が苦手な生徒も親近感が持てそう」という良い一面もあります。


後者は、

「国立大学志望の高校生なら喜んで行く」という良い印象と、

「勉強が苦手な生徒の気持ちが分からないかも・・」というマイナスの一面がありますよね。


この「自分の肩書きのイメージ」を活かし、女子短大生は・・・





『偏差値40以下の中学生だけを教える家庭教師』を始めました。

彼女は、
学習塾が全く相手にしない
「勉強はできないけれど、せめて高校くらいは卒業しておきたい」と考える子どもとその親をターゲットにしたのです。



彼女の「短大生」という弱みが
「基礎から丁寧に教えてくれそう」
「苦労しているから弱いひとの気持ちがわかる」という
『強み=武器』に変えることに成功したのです。

ところで、自分の「強み」「良さ」を知っていますか?

また、それらの「使い方」を知っていますか?

この本にはそんな「自分の強みをどうやってビジネスに活かしていけばいいの?」という疑問を解くヒントがたくさん得られる良書です。

ぜひこれから社会に旅立つ20代の方に手に取って読んでいただきたい、もちろん30代以上の方にも・・・

私はところどころにアンダーラインや書き込みするほど愛読しています、絶対オススメですよ!