贈答品を彩る際にお馴染みの水引ですが近年、アートへと進化を遂げています。
今回は水引アートと飾り結びのお話です。
水引アートに挑戦する際に用意するものはずばり、水引のみ。頂き物から拝借して再利用するもよし、100円ショップに駆け込むもよし、手軽に材料を調達できるのも魅力の一つです。
束ねるだけ、蝶結びをするだけでなんだか楽しくありませんか?
少しレベルを上げて、4本で飾り結びをしてみます。
このような和風のアクセサリーを見たことはないでしょうか? 和モノ雑貨は大量生産がまだまだされていないため手作りでお値段がはるイメージなのですが、これなら原価は僅かです。
「でも難しいんじゃないの?」
そんなことありません。図で解説するとこのような感じになっています。
お分かりいただけたでしょうか?
分かりにくい図になってしまいましたが、絵心の無い私にとってもこの結び方(あわじ結び)はそれほど複雑なことをしていません。
正に案ずるより産むが易し、図を見ているだけよりチャレンジしていただければ意外と簡単だと驚かれるのではないでしょうか。結び方よりは紐を順番に均等に引き締めていく作業のほうが難しいというのが私の実感です。
飾り結びは、水引に限った技法ではありません。紐状のものならやる気次第で全てが対象になります。
例えばひな人形の長持ち(写真の右上)は菊結びで牛車の御輿のところは総角結びだと思われます。
お守りでは守り袋結びが頻繁に見受けられます。
最近アクセサリーなどでよく見かけるタッセルは細い糸を まとめ結びすれば手作りすることができます。
ご祝儀袋にかけるだけでは勿体ない、水引アート&飾り結びのお話でした。