2016年10月25日火曜日

医療従事者への道 ④言語聴覚士国家試験

コラボで勉強する学生さんのなかで言語聴覚士を目指している方がいらっしゃいます。

「げ・ん・ご・ちょうかくし?」ってお聞きした際にどんなことをされる職業なのか正直わかりませんでした。

そこで今回は言語聴覚士さんのお仕事内容と国家試験の概要をレポートいたします。





言語聴覚士Speech-Language-Hearing Therapist (通称ST)は医療従事者(コ・メディカルスタッフ)の一員であり、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、視能訓練士(ORT)と共に、リハビリテーション専門職と称されるうちの一つであるといつものWikipedia調べ。

つまりリハビリを受けるときにチームの一員として言葉の障がいに対するリハビリを医療専門職や、ケースワーカー・介護福祉士・介護援助専門員などの保健・福祉専門職、教育、心理専門職などと連携し、サポートしてくれる方々なのですね。

どんな時に私たちは言語聴覚士さんにサポートしてもらうかというと、


  • 言語障害:うまく話せない、話が理解できない、文字が読めない
  • 音声障害:声帯を失い声が出にくい
  • 嚥下(えんげ)障害:上手に噛めない、飲み込めない
などの障害があるときに原因やメカニズムを調べ、訓練、指導、助言やその他の援助をしてくださるのです。

話せなくなるのって本当に不安ですよね。





最近ではつんく♂さんが声帯手術を受けられリハビリで食道発声法を行われているそうですが、言語聴覚士さんが頑張っておられるのだと思います。

前回の薬剤師さんと同じくライフステージに柔軟に対応できる点が評価され特に女性に人気の資格職業だそうです。


言語聴覚士も国家試験に合格が必要な職業で、どんな試験なのかをご紹介いたします。


目次
  1. 受験資格
  2. 試験科目
  3. 試験方法
  4. 国家試験日程


1.受験資格

文部科学大臣が指定する学校(3~4年制の大学・短大)または都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(3~4年制の専修学校)を卒業することで受験資格が得られます。

一般の4 年制大学卒業者の場合は、指定された大学・大学院の専攻科または専修学校(2年制)を卒業することで受験資格が得られます。

2.試験科目

理学療法士国家試験勉強場所


言語聴覚士国家試験の試験科目は、


基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次脳機能障害学、言語発達障害学、発声発語・嚥下障害学及び聴覚障害学など多岐にわたる科目から問題が出されます。



3.試験方法

理学療法士国家試験 マークシート方式

筆記試験は5肢択一式の筆記試験です。午前中100問、午後100問の計200問が出題されます。合格基準は例年120点以上です。




4.国家試験日程


言語聴覚士国家試験の試験日は毎年1回、2月中旬の土曜日に行われております。

次の国家試験は平成29年2月18日(土曜日)に行われます。


理学療法士国家試験合格発表日


合格発表は
平成29年3月28日(火曜日)午後2時に発表されるようです。

言語聴覚士国家試験の気になる合格率ですが、平成27年度は67.6%となっています。現役でも80%代の難関ですね。

コラボで一生懸命に頑張ってくださいね、応援しています。

私たちの安心安全を支える医療関係従事者の卵たちもコラボは応援しています。


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