2016年11月15日火曜日

データを紡いで豊かな社会をつくる | Yumake合同会社様

天気予報も精度が高くなってきましたね。

でもどうやって今いるエリアの気象情報を分析しているのでしょうか?

今日ご紹介するのはYuMake合同会社 代表 佐藤拓也氏です。




私たちはスマートフォンや自動販売機でも天気予報を入手することができる時代に生きています。


でも誰がどうやって予報を行っているのでしょうか?


あなたの住んでいる街の気象予報士さん?


実はデータ分析を行い、システム開発を提供しているアントレプレナー(起業家)がいるから便利なサービスがあるんですよ。


どんなことをしているの?って思いますよね。


今日ご紹介の企業はコラボ難波に本社を置かれ活躍されている


YuMake合同会社 代表 佐藤拓也さんです。


YuMakeさんでは5月に、

1km毎の天気・気温の状況を1時間ごとに把握可能なデータ

「推計気象分布API」というサービス提供を開始されました。


YuMake推計気象分布データ概要図


推計気象分布? 

APIって何? 

難しいですよね・・・


推計気象分布とは、

気象庁が今年の3月から提供を開始、気象衛星「ひまわり8号」や気象レーダーによる観測データ等を活用することにより、最新の気温及び天気の分布を1時間ごとに、約1km四方の細かさで推計できるようにしたものです。


APIとは、

Application Programming Interfaceの略で、
ソフトウェアの一部をWEB上に公開し外部から利用することができるようにすることで、
公開されたソフトウェアに他のソフトウェアの機能を埋め込むことができるようになるので、
アプリケーション同士で連携することが可能になる仕組みのことです。


YuMakeさんでは、
この気象庁の推計気象分布を圧縮された状態で提供される本データから
ソフトウェアを公開できる形に変換=API化し、
緯度経度指定で取得できるようにすることで、
アプリやWEBサイト、ビッグデータのデータ蓄積において利便性を高める提供を
始められたということです。

さらに推計気象分布のデータ提供だけではなく、
推計気象分布やレーダー情報を活用した気象予報士による雨の状況等の監視サービス、
データを蓄積することによるデータ分析サービスも提供されています。

また、気象センサーを設置し、局地的な気象特性を分析するソリューションの提供も予定されているそうです。

これらのサービス提供で利用企業の気象状況によるリスク低減、ビジネスへの気象情報活用推進できるようになるのだそうです。

「推計気象分布API」サービスの他にも、YuMakeさんでは、



減災・防災に関する情報発信ツール「災害対応機能付き自動電話応答システム(IVR)」も開発されて、現在は会津若松市で利用がスタートしているそうです。


佐藤さんはお仕事以外でも

奈良県生駒市の地域課題をITで解決する「CODE for IKOMA」の 代表、

減災インフォのプロジェクト「TKM47」の近畿世話人だったり、

東北と関西を繋ぎITで関西を活性化する「Fandroid Kansai」の 発起人など活躍されています。


今週末、佐藤さんがメンター・ファシリテーターを務められる
が尼崎で行われます。

お天気のことや佐藤さんに?興味あるデータ分析者さん、ITエンジニアさん、デザイナーさん、プランナーさん、お席はまだあるそうですよ!


コワーキングラボ難波をスタートしていろいろな方にお出会いし、いろんなことを教えていただけます。私たちの暮らしに役立つサービスの提供に活躍されている佐藤さんをはじめ起業家の皆さんを応援しています。


人がつながる 分かち合える 何かが生まれる コワーキングラボ

コワーキングラボCo:Labo大阪難波梅田