2017年2月16日木曜日

貿易のスペシャリスト | 通関士

ボーダーレスの時代、第3国で製造して輸出入や別の国とビジネスを行うことが珍しくなくなりました。

航空輸送も本当に短い日数で外国製品を直接オーダーもできたりと国際物流の時代です。
そんな中で輸出入の時の税関手続きを行う資格【通関士】についてご紹介いたします。


そもそも貿易取引とは、代表的で良く使われるのがFOB(Free On Boardの略)、CIF(Cost, Insurance & Freight)とC&F(Cost and Freight)です。

国際取引では誰が輸送時の経費リスクを負うのかを分かりやすくするために価格表示にこれらコストを含むか含まないかを表す略語が用いられています。

たとえば FOB Osaka なら大阪港渡しを意味し、通関手続きは注文者に変わって販売者が行うことが基本です。CIFやC&Fは保険料、輸送コストを含むか含まないかという違いがあります。

また大阪で作った製品を相手国までコスト負担することも考えられます。例えばC&F Busan(韓国、釜山までの輸送費と製品代金)なら大阪から釜山まで送る費用が含まれていますが、もしもに備えては保険も必要なので含めるならCIF Busanの価格表示を選択することとなります。


大きな船にたくさん積まれたコンテナーを見たことがある方も多いと思います。
この中にいろんな製品が積まれています。
例えばコップなどを輸入するには有害な材質でないかを事前審査を受けておく必要があったり、検査機関に申請するなど難しいことが良くあります。

どんな許可が必要か、製品ごとに申請窓口が違うので経験が必要です。
また適切な梱包で送られてくるのか、送ることができているかなどもなかなか大変なのです。

私も3年ほど貿易業務に携わった経験がありますが、海外との商談やり取りも大切ですが、送り届けること、確実に納期に間に合うように受け取ることが大切です。

良くあることですが、早くつきすぎてしまって保管料が多く取られるということもあったりします。その時にも保険をかけているか、荷物が会場に落下することも起きるかもしれません。

貿易のスペシャリストとして通関士資格を持っていれば法令にのっとり適切な申請や、トラブル対応が行われます。


通関士の勉強は

通関業法
関税法
関税定率法・関税暫定措置法
外国為替及び外国貿易法
関税関係特例法
通関実務

があり、合格基準は原則的にはどの科目でも満点の60%と言われています。
合格するには8割以上の解答ができて、不得意科目を作らないことが必要だそうです。

コラボでもお仕事でのスキルアップで通関士を目指し勉強されています。
ぜひ合格してほしいですね。

コラボではみなさんのお仕事をバックアップするための勉強環境をご用意しております。
ぜひ一度ご利用していただき、お役に立てれば幸いです。ご利用お待ちしています。