平成27年12月よりストレスチェック制度が施行されました。 現代生活と切り離せないストレスは、肉体面での健康のほかに「心の健康(=メンタルヘルス)」と大きく関係してきます。 今回はメンタルヘルスに関する検定のお話です。

あなたの心、健康ですか?「メンタルヘルス・マネジメント検定」
●メンタルヘルスとは
心的・精神的健康のことで、それが保たれない状況はメンタルヘルス不全といいます。 メンタルヘルス不全には様々な理由があり、多いのは心的ストレス・疲労・悩み事だといわれています。 それらにより精神障害になることがメンタルヘルス不全のように捉えられがちです。 しかし世界保健機関(WHO)はメンタルヘルスを「すべての個人が自分の可能性を実現する幸福の状態」と定義しています。 また、メンタルヘルスのページの項目として「幸福の促進」、「精神障害の予防」、「精神障害によって影響を受ける人々の治療とリハビリ」をあげていることからも、心が病気であることだけが心の不健康ではないことがわかります。 現在「しんどくはない」、「悲しくない」方でもこれを機会にメンタルヘルスについて考えてみるのはいかがでしょうか?●ストレスチェック制度とは

中小企業など条件に該当しない事業所やフリーランスの方などもストレスチェックが要らないかというと難しい問題です。 同じ質問をされても各々の環境にそぐわないこともあるでしょう。 しかし、簡単に無料で体験できるというなら話は変わってきますよね。「5分でできる職場のストレスセルフチェック」というものが日本産業カウンセラー協会開設「こころの耳(https://kokoro.mhlw.go.jp/)」というHPで受けられるようになっています。

これまでは国としてのメンタルヘルスについての取り組みについてご紹介しました。 ストレスのセルフチェックは自分でも出来るのですが、事業所が行う場合は実施者が研修を受けた看護師か精神保健福祉士である必要があります。 最終的には専門家の目が必要ということですね。 だからといって簡単に看護師や精神保健福祉士を事業所ごとに配置できるわけもありません。 そこで、今回のストレスチェックを委託する事業が登場しているのですが今回はもう少しミクロに、自分や自分の周りの人のメンタルヘルスを考えていく資格についてのご紹介です。
●メンタルヘルス・マネジメントⓇ検定とは
大阪商工会議所が行うメンタルヘルス系の検定です。 目標別に3つのコースに分かれています。 それぞれ、Ⅰ種(マスターコース)・Ⅱ種(ラインケアコース)・Ⅲ種(セルフケアコース)です。 自分の心の健康管理にはⅢ種、部下や周りの人のケアも含んだⅡ種、学んだことを実行できるⅠ種と自分にあったコースが選べるのが特徴です。 受験資格に制限はなく、Ⅰ種はⅡ種を、Ⅱ種はⅢ種を取得していなくても受けられるのも良いですね。 複数種の同日受験も可能なのですがⅠ種とⅢ種は試験時間が同じであるため実質同日に、受けられそうにありません。 テストの形式はⅠ種は記述と論述、Ⅱ種とⅢ種は選択問題のみとなっており、実施はⅠ種が年に1回、Ⅱ種とⅢ種は年に2回されています。 気になる合格率なのですが、Ⅲ種から順番に80%前後、Ⅱ種60%前後、Ⅰ種は論述形式も含まれているためか毎年15%前後のようです。
