こんにちは、コラボクルーで貼り絵作家の岡森陽子です。
今回は、私のオススメの本をご紹介します!
『僕は 君たちに 武器を配りたい』(著者 瀧本哲史さん 講談社)
この本は、これから社会に旅立つ若者に送る「この世を生き抜くための書」です。
タイトルの「武器」って何なのでしょう?
私たちは、それぞれの 「強み」 「良さ」 を持っています。
みんな違ってみんないい、のです。
そんな私たちが、それぞれの「強み」「良さ」をどう活かしていけばいいのか。
そう、「武器」とは「手に入れに行く」ものではなく、
「もともと持っているもの」の「使い方」なのです。
この本はそんなアドバイスが詰まったビジネス書なのです。
この本にはたくさんの「例」が登場します。
私が最も印象に残った「四大に合格する能力があったものの、家庭の経済状況から短大に進学せざるを得なかった女子大生」のストーリーを少しご紹介します。
ある女子短大生は、学費を稼ぐため、家庭教師のアルバイトを始めます。
そこで、みなさん、
「短大生の家庭教師」
「国立大学在学の家庭教師」
同じ「家庭教師」ですが、肩書きでかなり印象がかわりますよね。
前者は、
「あまり難しい質問はできないのかな」という印象の反面、
「勉強が苦手な生徒も親近感が持てそう」という良い一面もあります。
後者は、
「国立大学志望の高校生なら喜んで行く」という良い印象と、
「勉強が苦手な生徒の気持ちが分からないかも・・」というマイナスの一面がありますよね。
この「自分の肩書きのイメージ」を活かし、女子短大生は・・・
『偏差値40以下の中学生だけを教える家庭教師』を始めました。
彼女は、
学習塾が全く相手にしない
「勉強はできないけれど、せめて高校くらいは卒業しておきたい」と考える子どもとその親をターゲットにしたのです。
彼女の「短大生」という弱みが
「基礎から丁寧に教えてくれそう」
「苦労しているから弱いひとの気持ちがわかる」という
『強み=武器』に変えることに成功したのです。
ところで、自分の「強み」「良さ」を知っていますか?
また、それらの「使い方」を知っていますか?
この本にはそんな「自分の強みをどうやってビジネスに活かしていけばいいの?」という疑問を解くヒントがたくさん得られる良書です。
ぜひこれから社会に旅立つ20代の方に手に取って読んでいただきたい、もちろん30代以上の方にも・・・
私はところどころにアンダーラインや書き込みするほど愛読しています、絶対オススメですよ!